最近銀行カードローンの人気が高まっています。消費者金融を選ぶよりも銀行カードローンを利用してみようと考える人が多くなっているようです。これを読んでいるあなたもこっちを利用してみようかな、と考えているかもしれません。
そうは言っても消費者金融系も気になるところですよね。ではこの2つはどう違うのでしょうか。今回は銀行カードローンと消費者金融はどう違うのかを徹底比較してみました。この2つの違いが分らないという方はぜひ読んでみてください。この記事を読んでもらえれば、その疑問がスッキリ解決すると思います。
目次
銀行カードローンと消費者金融の違い
この2つは、基本的にどちらも「使用目的は自由で担保が無い」という点では同じです。マイカ―ローンや住宅ローンなどは使用目的がそれぞれ「自動車購入の為」「自宅購入の為」と使用目的が決まっています。
なので、どちらもお金を借入して、利息を支払いながら返済するという点は変りありません。しかしこの2つには以下のような大きな違いがあるのです。それらを見ていきましょう。
銀行法か貸金業法か
この2つは、適応される法律が違います。銀行カードローンは銀行法で消費者金融は貸金業法です。これらの大きな違いは総量規制があるかどうかです。総量規制とは、年収の1/3までしかお金を借りる事は出来ないという点です。
例えば、年収600万円の人は200万円までしか借りる事は出来ません。しかし銀行には総量規制がありません。無いとはいっても、年収は大きくかかわってくることにはなります。
保証会社の存在
銀行カードローンの場合、保証会社がついていることがほとんどです。保証会社とは、債務者が返済が出来なくなった時に、代わりにそれを保証して代わりに返済してくれる会社の事です。つまりは保証人の代行という事なのです。
この保障会社は、審査も行っています。こういう理由で銀行は金利が低めに設定されていて、消費者金融の金利は高めになっているのです。
上限金利が違う
この2つでは、上限金利が異なる場合が多いです。銀行カードローンの上限金利は大体14.5%で、消費者金融は18.0%となっています。なので、銀行カードローンのほうが低金利となっているのです。
この違いは先ほど解説した保証会社の有無というところが大きいかと思います。保証会社がある銀行の場合は、お金を借りている人が返済不能になっても、保証会社が代わりに立替えてくれます。しかし、消費者金融は保証会社が無いので、その分リスクを背負っているのです。
お金を借りている人が返済不能になると、それはそのまま赤字になってしまいます。こういう背景があるので、上限金利を高めにして利益を大きくし、そのリスクを抑えているのです。
融資までの時間はどのくらいかかるのか
申し込みをしてから融資まではどちらが早いのか、という部分はかなり気になるポイントだと思います。結論から言いますと、融資までのスピードは消費者金融のほうが断然早いです。
とくに大手なら審査は最短30分で終了し、即日融資を行なってくれる所もあります。一方銀行カードローンの場合、融資時間はどんなに早くても翌日以降となってしまいます。これは銀行が審査を行う家庭で、警察庁データベースへの照会をするためです。
警察庁データベースへの照会は、結果が出るまで最短でも翌日となってしまいます。審査が終わらなければ融資も受けられないので、銀行カードローンの融資は最短で申込日の翌日以降となるのです。このように融資までの時間は、消費者金融の方が銀行カードローンよりも早いのです。
どちらの審査が優しいのか
この2つでは、どちらの方が審査が優しいのでしょうか?実は審査の場合、消費者金融のほうがやさしい傾向にあると言われています。理由は上限金利が消費者金融のほうが高く設定されているからです。
逆にカードローンの審査は上限金利が低いほど厳しくなってくる傾向にあります。銀行カードローンほうが消費者金融よりも上限金利が低いので、その分審査の難易度は上がってきます。
とはいえ、この2つの審査の難易度は、そこまで大きな差があるわけでありません。どちらも住宅ローンやマイカーローンなど、ローンの中では審査難易度が低めです。審査に通るのはそこまで難しくはないと思います。
提携ATMの利用手数料無料になる
銀行カードローンの種類の中に、提携ATMの利用手数料が無料になるというものが沢山あります。消費者金融の場合を見てみると、コンビニ等の提携ATMで利用するとほぼほぼ手数料が発生してしまいます。
手数料は少額なのですが、それでも積み重なると結構な出費なるのでバカにはできません。提携ATM手数料無料の銀行カードローンであれば、全くそうしたことを気にせず利用できます。これらが銀行カードローンと消費者金融の違いです。
それぞれ様々な特徴がありますが、一長一短でどちらがいいというものではありません。十分吟味して自分に合うものを選んで行きましょう。